メタサーベイ

2019-03-12

そろそろ論文のサーベイをしていった方がよさそうだからこの先どういう形式でpostしていくか決めようと思う。ということで論文執筆・サーベイの仕方に関するサーベイをする。


はじめての論文執筆

お茶の水女子大の研究室の資料。

研究室specificな話がちょいちょいある。

1.3 自分の研究の提案内容のコア部分自分の研究の中で、「これが世の中で新しい」というコアな部分を説明します。

What’s Newだ

アブストラクト:この論文に書かれている内容を全体的に示す要約。アブストラクトは本文から分離して単独で配布されることがあるので、アブストラクトだけが独り歩きしても論文の全容が伝わるような構成で書く必要があります。

後半は書く時の具体的な話で、今はあまり関係なさそう。


Kentaro Fukuchiさんのツイート: “その論文、その技術文書、「なにを」「どうやって」の説明ばかりで、肝心の「なぜ」が不足していませんか? という指摘をいつも繰り返すので、図解してみた。…”

はい


1年で論文100本読みましょう - 武蔵野日記

研究をする上で論文を読むのは大事だよね、具体的にどのように、どれぐらい読むのがよいのか、に関する考えといくつか資料を提示しているブログ記事。

国際会議論文の読み方・書き方

上のブログで紹介されているスライド。NLPで有名なNeubig氏によるもので、NLP関係の論文を書くことをテーマとしているが普通に参考になる。サーベイをする上で論文は 30本から1000本程度読むべきで、多ければ多いほどよい、という風に読み取れる。

お茶女の資料と同様に論文の構成に関して言及しているのが印象に残る。論文をいざ書くってタイミングでまた参照したいな。

先端技術とメディア表現1 #FTMA15

こちらもブログ記事で紹介されている、落合陽一氏によるスライド。

つまらない実装やアイデアのほとんどは先行研究や事例への無知によって生まれている.

実装コスト \neq クオリティ

そしてよく事例を知っている人でも, コンテクストを理解しないと次にどういう大きな流れが来るのかを読むのは難しい.

うーん

人間コースに相当する内容を毎日できるのが理想だけどなかなか難しい。1ヶ月かけて鬼コースを目指すのが現実的なのかなぁ。

おすすめはアブスト→結論→実験→関連研究

スライドにあるまとめ方の例を参考にするのはアリかな。


高速で論文がバリバリ読める落合先生のフォーマットがいい感じだったのでメモ - 書架とラフレンツェ

被った。

  1. どんなもの?
  2. 先行研究と比べてどこがすごい?
  3. 技術や手法のキモはどこ?
  4. どうやって有効だと検証した?
  5. 議論はある?
  6. 次に読むべき論文は?

フォーマットは論文の種類に応じて適宜変えましょうという話がある。

集めた文献をどう整理すべきか?→知のフロント(前線)を浮かび上がらせるレビュー・マトリクスという方法 読書猿Classic: between / beyond readers

TL;DRが嬉しい。レビューマトリクスの利用の仕方をまとめたブログ記事。1

結論から言えば、参考文献リストは長いほどいい/文献収集が論文執筆にもたらす4つのご利益 読書猿Classic: between / beyond readers

関連記事。サーベイに伴う様々なメリットのまとめ。


研究分野をサーベイする

お茶女の同じ研究室からのスライド。ここでも数十〜数百本の論文を読んでいることを想定している。


残りの各所からリンクされている資料に目を通したけれど、おおよそここにある内容と被っているので割愛。


  1. あまり関係ないけれど、情報を表にして整理することによって抜けているところが可視化されて新たな発見がある、コストがほぼかからないからやっていきたい。

# index 2019-06-11 - Not So Fast: Analyzing the Performance of WebAssembly vs. Native Code